俺様副社長とハロウィン
「そうだ、これ」
音哉からもらった飴を思い出して、ポケットからだす。
「飴?」
「ん。トリックオアトリートって言ってよ」
「な、なんだよ。言わねーよ」
恥ずかしいのか、あたしから顔を背ける。
「なーんだ。じゃあ、あたしが食べよーっと」
あたしは、その飴を袋からだして自分の口に入れる。
「なんだよ、その飴」
「音哉がくれた」
「またあいつかよ、ムカつく」
2人で過ごしてないことは伝わっているはずなのに、どうしてかまだ音哉のことを気にしている。
それに、音哉にはもう昔のような感情がないこともわかっているはずなのに。
いまは望々ちゃんがいるってことも。
「なぁ、その飴くれよ」
「へ?あ、もうひとつあるよ。食べる?」
「いらね」
ポケットから出したもう1つの飴には全く興味を示してくれなかった。
「え?食べたいんじゃ……?」
自分から言ってきたのにと、不思議に思って首を傾げる。
音哉からもらった飴を思い出して、ポケットからだす。
「飴?」
「ん。トリックオアトリートって言ってよ」
「な、なんだよ。言わねーよ」
恥ずかしいのか、あたしから顔を背ける。
「なーんだ。じゃあ、あたしが食べよーっと」
あたしは、その飴を袋からだして自分の口に入れる。
「なんだよ、その飴」
「音哉がくれた」
「またあいつかよ、ムカつく」
2人で過ごしてないことは伝わっているはずなのに、どうしてかまだ音哉のことを気にしている。
それに、音哉にはもう昔のような感情がないこともわかっているはずなのに。
いまは望々ちゃんがいるってことも。
「なぁ、その飴くれよ」
「へ?あ、もうひとつあるよ。食べる?」
「いらね」
ポケットから出したもう1つの飴には全く興味を示してくれなかった。
「え?食べたいんじゃ……?」
自分から言ってきたのにと、不思議に思って首を傾げる。