残念な王子とお節介な姫
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翌日、俺たちは初めて産婦人科を訪れた。

7週目、2ヶ月だった。

予定日は1月27日頃。

帰宅後、俺は言った。

「安定期に入って、お腹が目立ち始める前に、
結婚式をしよう。
多分8月なら、結婚式シーズンじゃないから、
今からでも予約できるところはあると思う。」

「うん。」

「それから、結んちへの挨拶だけど、
早い方がいいと思うんだ。
明日と来週、どっちが都合がいいか、
聞いてみてくれない?」

「分かった。」

結は実家に電話をした。




「明日だって。」

結が教えてくれた。

「緊張するなぁ。
俺、殴られたりするのかなぁ?」

ドキドキしながらも、結と結婚できると思うと、ワクワクした。

「殴られはしないと思うけど、嫌味の1つ2つ
くらいは言われるかもしれないね。」

「そうだよなぁ。
こんな可愛い娘に手を出したんだもん、
しょうがないよなぁ。」

俺はそう言って、結の頭を撫でた。
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