残念な王子とお節介な姫
結婚へ

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結婚へ

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翌朝、9時。

俺はたちは、品川駅から新幹線に乗った。


結の実家のある浜松までは、新幹線で1時間半。


隣に座った俺は、結の手を握った。

やっぱり、結は変だ。

ここへ来るまでの間も、俺が手を繋ごうとしても、さりげなくかわされてる気がする。

俺を避けてる?

なんで?

よく分からない。

今も、手を繋げは、体が一瞬強張ったのを感じた。

その後も、すぐに寝てしまった。

ちょっと前までの結なら、浜松に着くまで、うるさいくらい話しかけてきたはずなのに。

結、何があった?

俺に言えない事?
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