全てを犠牲にして手に入れたものは何だったのだろうか

「なぁあの席の奴誰?」

さっきまで無口だった嵐がしゃべり出したカラ

周りはもうウザイくらいに自分のもってる情報を

ペラペラしゃべりまくる

「あーあの席?」

誰だっけ?なんて言ってる奴もいた

「ほら!あれあれ!皐月 藍!」

-誰だ?
 サツキ アイ?

「なんかチョー不良の子!」

「あぁー噂の・・・」

-人がわかんねぇのに話を進めるな・・・

なんて思っていたら隣にいた奴が説明し始めた

「皐月 藍って言う女
学校には入学当初一回だけ来たことがあって
それ以外は一度も来たことがないんだってよ
めっちゃやばいことしてるらしぃぜ」

ふーん、と適当な相づちを打って

また、あの席をみる

-なんかイライラしてきた

そう思い嵐は屋上に音楽プレーヤをもって行こうとした

そんな嵐を取り巻きが許すはずはなく

「嵐ー!どこ行くの?」

「ついてくわぁ!」

そんな言葉に

「ついてくんじゃねぇ」

そういって

一人教室を出て行った

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