Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「セクハラですな」

「セクハラですね」

岩岡課長も椎名さんも、他のみんなもうんうんと頷いている。

「……愛乃」

「はい、セクハラですね」

ここはにっこり笑って、みんなに乗っておく。
高鷹部長はがっくりと肩を落として、項垂れてしまった。



「今日、高鷹部長に怒鳴られたりしなかった?」

今日の帰りも春熙が送ってくれる。
昨日もそうだったし、明日もそうなのかもしれない。

「別に?
そんなこと、なかったよ」

資料が間違っていたと怒られはしたものの、結局は私に非がないことがわかって詫びてくれたのだから、あれはノーカウントでいいと思う。
それにあの後、高鷹部長は部内の全員にお詫びだと、ケーキを買ってくれたし。
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