Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
「……はい」

高鷹部長の手が伸びてきて、私のあたまをがしがし撫でる。
もしかして、慰めたいときの癖なんだろうか。

「んー、そうだな。
ちょっと驚いたけど……嬉しい、かな。
愛乃の最初で……最後の男になれるのが」

ぼっと一気に顔が熱くなった。
その、最初はわかるけど、……最後、とか。
そこまで考えていてくれているんだと、嬉しすぎて奇声を発しそうになる。

「その、高鷹部長?」

「なんだ?」

彼の、眼鏡のかかる耳は赤くなっている。
自分で言っておいて恥ずかしいのだと気づくと、愛しくてしょうがなかった。

「ん」

ちゅっ、軽く唇を重ね、ゆっくりと高鷹部長はまた、私を押し倒していく。
< 265 / 340 >

この作品をシェア

pagetop