Take me out~私を籠から出すのは強引部長?~
上がって書斎を覗いたら、父はいつものように本を読んでいた。
「お父様。
お土産にワインを買ってきたのですが、一緒に少し、いかがですか」
私に気づき、父がパタンと本を閉じる。
かけていた老眼鏡を外し、私へ手招きをした。
傍に行って勧められるがままにソファーに座る父の隣に腰を下ろす。
「永沼にはこっちに準備してもらおう。
――永沼!」
「はい、旦那様」
父が呼ぶと、永沼さんがすぐに部屋へ現れた。
毎度のことながら、よく聞こえるなって不思議になる。
「ここへ運ぶように」
「かしこまりました」
恭しくあたまを下げて永沼さんがいなくなり、父は私の腰を抱いて自分の方へと近づけた。
「春熙君と旅行に行っていたそうだな。
楽しかったか」
「お父様。
お土産にワインを買ってきたのですが、一緒に少し、いかがですか」
私に気づき、父がパタンと本を閉じる。
かけていた老眼鏡を外し、私へ手招きをした。
傍に行って勧められるがままにソファーに座る父の隣に腰を下ろす。
「永沼にはこっちに準備してもらおう。
――永沼!」
「はい、旦那様」
父が呼ぶと、永沼さんがすぐに部屋へ現れた。
毎度のことながら、よく聞こえるなって不思議になる。
「ここへ運ぶように」
「かしこまりました」
恭しくあたまを下げて永沼さんがいなくなり、父は私の腰を抱いて自分の方へと近づけた。
「春熙君と旅行に行っていたそうだな。
楽しかったか」