朝マヅメの語らい
当たり前のように釣りの話をする神長を、唖然と見つめていた橋爪はやがて呟いた。
「意外だな。神長氏、釣りやるのか」
「はい、長らく海の近くに住んでいるもので」
話を聞けば、どうやら神長は生まれも育ちも横須賀らしい。
軍艦めぐりが有名なせいか、横須賀イコール観光地のイメージが強いのだが、釣り人の中では魚の種類が豊富なことで有名な場所だ。
上辺だけの知識でものを言っているわけではないらしい。思いがけない形で橋爪の心が解されていく。
「社内じゃ、周りに誰も釣りやるやつがいねえんだよ」
「そうなんですか? それも珍しい気がしますね」
「となりの課のやつにお台場で釣ったハゼを食った、って話したら、『それって食べて大丈夫な魚でしたっけ』って真顔で訊かれたしな」
「市場に上がらない魚ですから、釣りをやらない人にはあまり食べる機会がないのかもしれませんね」
神長が同調するように頷いた。
「意外だな。神長氏、釣りやるのか」
「はい、長らく海の近くに住んでいるもので」
話を聞けば、どうやら神長は生まれも育ちも横須賀らしい。
軍艦めぐりが有名なせいか、横須賀イコール観光地のイメージが強いのだが、釣り人の中では魚の種類が豊富なことで有名な場所だ。
上辺だけの知識でものを言っているわけではないらしい。思いがけない形で橋爪の心が解されていく。
「社内じゃ、周りに誰も釣りやるやつがいねえんだよ」
「そうなんですか? それも珍しい気がしますね」
「となりの課のやつにお台場で釣ったハゼを食った、って話したら、『それって食べて大丈夫な魚でしたっけ』って真顔で訊かれたしな」
「市場に上がらない魚ですから、釣りをやらない人にはあまり食べる機会がないのかもしれませんね」
神長が同調するように頷いた。