闇のあたしを光が照らして。
「大丈夫?」

そう声をかけられ、

「だい、じょ、うぶ、」

そういい、ふらつきながら歩いた、

ついて行けば、面倒くさい、でしょ?

彼らからあたしの姿がみえなくなるとあたしは手を伸ばす。

「”暗闇を照らす者”ねぇ、」

じゃり、と砂を踏んだおとがした、

あたしは砂をけり飛びした。

暴れ足りない、のだ。
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