獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
「それにしても、日本に帰って来てから、ふたりラブラブじゃねえ?なんか目と目で会話してる」
悟はニヤニヤしながら私と鷹臣君を冷やかす。
「いつもと変わらないよ」
ムキになって否定すれば、「はいはい」と悟にポンポン頭を軽く叩かれた。
このあしらい方……弟のくせに憎らしい。
「鷹臣さん、今から帰るんでしょ?一緒に帰ろう」
悟が鷹臣君に声をかけると、鷹臣君はコクッと頷いた。
「ああ。タクシーで帰ろうか」
そう言いながら、鷹臣君はスマホを操作してタクシーを呼ぶ。
てっきり悟が鷹臣君の隣に座るかと思ったけど、弟は一番最初に乗り込んで、運転手席の後ろに座った。
その後、私、鷹臣君の順でタクシーに乗る。
こんな風に鷹臣君の体温を感じる距離にいるのは実に四日ぶり。
帰国してからふたりっきりになる機会がなかった。
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