獣な彼の目覚める独占欲~エリート准教授に熱い夜を教えられました~
さっきまでキスしてた相手に土下座って……。
それだけ必死ってことか。
もし俺が鈴音の立場なら、どんな汚い手を使ってでも行くだろう。
それこそ、相手を誘惑してでも。
「勝手な真似をしないって約束出来る?」
溜め息交じりに言って、じっと鈴音を見据える。
俺の言葉に、彼女はパッと顔を上げた。
「約束します!」
「俺の言うことには絶対に従うこと。わかった?」
念を押せば、鈴音はとびきりの笑顔で返事をする。
「うん」
俺もまだまだ甘いなって思う。
「で、飛行機とかホテルは俺達と同じの予約したの?」
同行させるなら、鈴音の旅程を確認する必要がある。
「……うん。発掘調査の渡航スケジュール覚えて」
悪いと思っているのか、彼女は少ししゅんとした顔になった。
「ああ」
鈴音の返答に苦笑いした。
< 81 / 268 >

この作品をシェア

pagetop