いちごキャンディ×ブラックチョコレート
1滴、また1滴と涙が頬を伝う。

もう涙は枯れたと思ってた。

拭っても溢れて止まらない。


「……うしよ。どう、し、よう」


汐理さんはまだ洗い物をしているはず。

今泣き止めば余計な心配をさせずに済む。

それなのに涙は止まらなかった。
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