いちごキャンディ×ブラックチョコレート
槇さん、いいのかな?

全力で勘違いされてる気がするんだけど。


「槇さん、顔いいし仕事出来るのに彼女いないとか言ってたじゃないですか。性格に難アリと思ってましたよ!」

「はいはい。そんなことより注文いい?」

店員さんの話を軽く流し、槇さんは私の方を向く。

メニューを持っているのは私だからそりゃこっち向きますよね。


「何注文する?」

「あ、えっと……この串盛りと」


とりあえず自分が食べたいものをメニュー表さしながら言っていく。

あらかた注文を言い終え、槇さんは?と問う。

彼はメニューを見ることなく俺はつくねと答えた。

店員さんは注文をメモすると厨房の方へと消えていった。


「じゃ……今日はお疲れ様ということで乾杯!」

「はい、乾杯です」


コンっとビールのジョッキを合わせ、そのまま1口飲む。

炭酸のシュワシュワとした喉越しがたまらない。

こういった飲みの場ではまずはビールというのが私の中での暗黙のルールだった。
< 33 / 194 >

この作品をシェア

pagetop