流星サイダー


我ながら、超いい考え!!


そう思いながら、携帯のリダイヤルから
みーちゃんを探す。


迷う事なく通話ボタンを押し
長いコール音が鳴り止んで

『…もしもしぃ?』

聞こえたのは寝起きなのか
くぐもったような、聞き慣れたみーちゃんの声。



「もしもし!?みーちゃん!?」

『流璃?何、あたし今寝て、』

「明日買い物付き合って!」

唐突すぎるあたしの誘いに、みーちゃんが『へっ!?何、急に。』と間抜けな声をあげる。



そして、あたしは躊躇う事なく言った。



「壱星にチョコあげるっ!!!」

『えええ!?マジっ!?!?』

思った通りの反応。


あたしはにんまりと笑った。





そう、あたしの考えは
バレンタインに、壱星にチョコをあげる事。

それをきっかけに、仲直りに持ち込もうって作戦で。


食べてくれるかよりも
大切なのは、きっとチョコをあげる事だと、あたしは確信した。



バレンタインのチョコレートが
あたしたちの関係を修復してくれると信じて。






< 30 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop