流星サイダー
我ながら、超いい考え!!
そう思いながら、携帯のリダイヤルから
みーちゃんを探す。
迷う事なく通話ボタンを押し
長いコール音が鳴り止んで
『…もしもしぃ?』
聞こえたのは寝起きなのか
くぐもったような、聞き慣れたみーちゃんの声。
「もしもし!?みーちゃん!?」
『流璃?何、あたし今寝て、』
「明日買い物付き合って!」
唐突すぎるあたしの誘いに、みーちゃんが『へっ!?何、急に。』と間抜けな声をあげる。
そして、あたしは躊躇う事なく言った。
「壱星にチョコあげるっ!!!」
『えええ!?マジっ!?!?』
思った通りの反応。
あたしはにんまりと笑った。
そう、あたしの考えは
バレンタインに、壱星にチョコをあげる事。
それをきっかけに、仲直りに持ち込もうって作戦で。
食べてくれるかよりも
大切なのは、きっとチョコをあげる事だと、あたしは確信した。
バレンタインのチョコレートが
あたしたちの関係を修復してくれると信じて。