同期に恋して 〜ずっと片思い〜

「じゃあなんでいつも女の子といたの?」
そうだ、そんな事を信じられるわけなかった。
いつもいつも、違う女の子をつれて、軽い人の代表みたいだった涼真の言葉を簡単に信じることはできなかった。

その私の問いに、涼真は考え込むような表情をした。

「なに?」
「いや、やっぱりそれは……」

何も言わない涼真に、やっぱり女が好きなんじゃないと苛立ちが募る。

「やっぱり信じられない」
そう言って立ち上がった私の手を、涼真は座ったまま握りしめた。

「これは、言いたくなかったんだ。ちなが気にすると思って」

「え?私?」

そう言うと、涼真は私の手を引き、もう一度座らせると言葉を続けた。
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