同期に恋して 〜ずっと片思い〜
「え??」
やたら大きな声で返事をしてしまい、恥ずかしくなる。
「だって……」
テイクアウトのイタリアンを買って、歩いていた私達だったが、すぐに無言になってしまう。
何かを話さないとと思うのに、何も話をできずに私は小さくため息をついた。
「ちな。ごめんな」
マンションの鍵を開けながら、また謝った涼真に驚いた。
「なんで謝るの?」
何度も来るようになった涼真の部屋に入ると、すぐに暖房を入れてまだ寒い部屋でとりあえずソファに小さくなって座る。
「寒っ……」
つい言葉が漏れて、手をこすり合わせた私は、涼真がスーツから部屋着に着替えて戻ってきたことに気づき、手を膝に置いた。