秘密の出産が発覚したら、クールな御曹司に赤ちゃんごと愛されています
17.甘い時間

翌日。

 今朝は直樹の家ということで、朝食の準備などは彼がやってくれることになり、とてもゆったりとした朝の時間を過ごすことができた。

 樹里の保育園へ直樹の運転する車で向かい、送り届けたあと、またマンションへと戻ってくる。

 車で送迎してもらっているおかげで、まだ時間に余裕がある。しかも私の職場は直樹の住むマンションだから始業時刻ギリギリまで一緒にいられる。

 駐車場に車を停めたあと、再び直樹の部屋に戻ってきた。

「何から何までありがとう」
「いいよ。当然だろ」

 樹里の世話や、それに関わること全部は直樹にとってやるべきことという認識みたい。だから申し訳なく思う必要はないと言ってくれた。

「それより……友里」
「ん?」

 直樹に手を引かれ、玄関からリビングへと入る。そして直樹はソファに腰掛け、その隣に座るようにエスコートされた。

「どうしたの?」

 すぐ出勤できるようにとスーツ姿の直樹に見つめられる。長身で男らしい体つきに着こなされたスリーピースのスーツは、色気が溢れだしていてドキドキせずにはいられない。
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