ひと夏の恋をキミと
『出来ない』そう断ろうとしたのに


「姫奈早く、俺も肉食べたい。」


陽輝が口を開けて待っていた。


私は恥ずかしさで
顔から火が出そうな位くらいなのに
陽輝は顔色変えることなく、
むしろ楽しそうに私を見て
目で催促してきた。


もちろんこの状況に
『やらない』という選択はなく、
震える手で陽輝の口へ
お肉を入れた。


「姫奈に食わせてもらったから
今までで一番美味い!」


なんて言うんだよ?


これは陽輝からもらった
嬉しい言葉ランキングの
ベスト3に入った。



そんな楽しい時間は
あっという間で
気付けば日が暮れそうになっていた。


海辺に一列に並んで
夕日を眺めていた。
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