ひと夏の恋をキミと
「愛美ちゃん!ありがとうね~!
今年はなんだかバイトの集まりが悪くて
困ってたのよ!
よろしくね。」


お母さんが愛美に駆け寄る。
元気そうに見えるけど
やっぱり前のようなお母さんの
笑顔は今もない。
でも、私の決断を黙って
見守ってくれている。


「愛美ちゃん、宜しくね。」


奥からお父さんも出てきた。
そしてその後ろには


「「よろしく!」」


私達より少し年上にも見える
男の子3人と女の子1人がいた。

みんな顔はとても整っていたけど
その中でも
一際目を引く男の子がいて
思わず見惚れてしまった。


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