ひと夏の恋をキミと
日常を過ごす中で
何かと陽輝との思い出がよみがえる。


水鉄砲で遊ぶ子供たち。
病院で出てくる食事のスイカ。
毎日私達を照らす太陽。


何気ない事全てが
陽輝に結びつく。
私のほとんどが陽輝で出来ているみたいに。






そんな日々が続き
手術日前日。

明日の手術。

終わっても目醒めないかもしれないし
後遺症が残るリスクも高い。

だけど私は受けるよ。


強く意志を再確認していた夕方。


「姫奈。」


「愛美…。」


愛美が会いに来てくれた。
愛美はこうして週に何度も
病院へ足を運んでくれていた。


「ありがとう、来てくれて。」


「当たり前でしょ!
姫奈、そろそろ寂しいかと思って!」
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