ひと夏の恋をキミと
「初めてって言ってたのに
上手だね!私より上手いかも!」


「そんな褒めても何も出ないよ?」


「ほんとに思ってる!」


「じゃあ…ありがとう?」



こんな些細な会話が楽しい。
一言一言が鮮明に頭に残る。

陽輝君と居ると
昔の自分に戻ったみたい。


「ふふっ。」


「今度は何?」


笑ったことに突っ込まれてしまった。


「なんか、陽輝君と話してるのが
楽しいな~って思ってた。」


すると陽輝君が頬を赤く染め


「なんでそんな直球なの…。」


一言ぽつりとつぶやいた。


「直球かな?変な意味はないから
安心して。」


「変な意味って?」


「おだてて何か取ろうなんて
思ってないよってこと!」


「なんだよそれ。」
< 36 / 268 >

この作品をシェア

pagetop