あなたに恋のお届けものです
***
「で、何だよ。」

寮の裏にはひっそりとベンチが置いてあって休憩スペースになっている。
「あのさ、いい加減にしてくれないかな。」

そこにいたのは、二人の男子生徒。

ー松田勝利と永井悠里。
「何がだよ。」
「真由子さんをこれ以上傷つけるな。」

「俺は何も…」
「野々口さんっていう彼女がいるんだったら、真由子さんに思わせぶりな態度を取らないでよ。」

黙り込む勝利。
「…俺は真由子さんが好きだ。だから本当はこんなこと言いたくないけど、悔しいけど真由子さんが好きなのはやっぱりお前だから。真由子さんの傷ついている顔をこれ以上見たくないんだ。」

「真由子さんを傷つけるな。ちゃんと答えをだして、うやむやにしないでほしい。」
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