あなたに恋のお届けものです
悠里は真っ直ぐ私を見つめた。
「わかってる。真由子さんが好きなのは、松田くんだって。でも、ちゃんと伝えさせてください。」

「悠里…?」

「俺は、真由子さんが好きです。」

木の葉が一斉に音をたてて揺れる。

もし前の私だったら、揺れていたかもしれない。
でも今は違うから、ごめんなさい。今は…
私は頭を下げた。
「今、私が好きなのは勝利だから。悠里の想いには応えられない。ごめんね。」

悠里は笑った。
「…うん。知ってる。だから、…真由子さんは松田くんに想いを伝えて。これが俺からのお詫びだから。」

「ありがとう。」
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