一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「だ、大丈夫…!
食べるくらい一人でできるから!
そこまでする必要はないよ…!」
「あるよ。
菜穂には俺がいないと生きていけないような人になってほしいんだ。
だから思う存分甘やかしてあげるね、気を遣わずに甘えてね」
な、なんかすごいこと言わなかった?
「あ、あの…」
とにかく本当に食べさせようとしてくるから、慌てて蓮くんの手首を掴む。
「だ、ダメだから…本当に一人で食べるから……作ってくれただけでも嬉しいの、ありがとう。
明日は私が作るね」
そう言って笑顔を作る。