一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
一人で歩く、学校までの道。
昨日のほとんどは蓮くんと過ごしていたから、一人なのが変な感じ。
それに……
「…なぁ、見ろよあの子、可愛くね?」
「あんな子いたっけ」
「転校生かな?」
「可愛らしい子だね!」
さっきから同じ学校の生徒にチラチラ見られてる、気がする。
自意識過剰かもしれないけど…いや、きっとそうだ。
前髪を切ったせいで視界が明るく広くなったのだ、原因はそのせいにしておこう。