一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
結局何も返すことはできないまま、タイミングよく数学の準備室に着く。
準備室の前に置いてある棚にノートを置き、また私たちは教室へと目指した。
けど、帰りは一言も話さなかった。
そんな中、私の頭の中で帰る時上条くんになんて声をかけようとばかり考えていた。
手伝ってくれてありがとう?
バイバイ?また明日?
ダメだ、何も思いつかない。
いっそのこと、トイレに行くふりをしてしまおうかとさえ考えてしまう。
でもダメだ。
手伝ってくれたのだからお礼は言わないと。