好き。好き。大好き

「もうちっと可愛げのある奴にしとけ」

えー

あるかなぁ?

PIPIPI

「はい」

電話?

「わかりました。はい。
後ほど行かせていただきます」

え?

「竜也?」

今の電話は何?

「どうした?」

「な・・・なんでもない」

結局選んだドレスは、白のドレスと
お色直し用にピンクのドレスを選んだ

「心菜の時も一緒に選んだけど
娘をお嫁に出すのはやっぱり寂しいわね」

お母さん・・・

「でも、心愛が幸せになっちゃいけないなんて、誰も思わないわ」

うん

「だから、幸せになってちょうだい。それが
私たちのお願い」

「ありがとう」

「心愛。悪い。仕事が入った」

え?

「あれ、今日って」

「急に入ったんだ」

そうなんだ

「あとで、話すから、家で待っててほしい」

「うん」
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