【続】アーモンド~キミとの未来~
「で?そっちはどうなの?大学生活と宇佐美くんとは」
「大学生活も大変だよ?課題たくさんだし。創汰とは相変わらずかな。お互い友だちもいるし」
「あの宇佐美くんが友だちねぇ…」
高校の時は全然なのに、と付け足すと千咲は苦笑いする
それでも大学生活を充実してるんだな、と愛未は安心していた
大学とバイト生活に加え、家のことなど何でもこなそうとする千咲を心配していた
親友としては陰ながら支えようと思っている
「千咲」
「んー?」
「なんかあったらちゃんと話してね?親友としてはあんたのこと支えていきたいのよ」
「……ふふっ、ありがとう」
改めて友だちの大切さを実感する
愛未は千咲がどれだけ努力しているか分かっていた
だからこそ親友と呼べるのだ
そんな話をしているとあっという間に料理を完成させる
そしてタイミング良く咲良が帰ってくる
「ただいまー」
「あ、お姉ちゃん帰ってきた!」
リビングに入ると愛未が一緒にいることに驚く
「愛未ちゃん!先に帰ったんじゃ?」
「久しぶりに千咲に会いたいって連絡したら一緒に夕飯どう?って誘いあったんで一緒にパスタ作ってました」
なるほどね。と納得する
咲良も嬉しそうにする