眠り姫

龍side

綾が亡くなってから１週間が過ぎ、

倉庫が少し元気なかった。

そんな時に、

奏がピアスと手紙を渡してきた。

何？と聞くと、

綾からのクリスマスプレゼントと答えた。

俺は手紙を読んだ。

Dear龍

突然の手紙ごめんね。

龍がこれを読んでいるということは、

私はあっちの世界に行ったんだね。

龍はとっても元気でね、優しくてね、大好きだよ！

だからお願いがあってね？

今倉庫は少し寂しいモードに入ってないかな？

入ってたら、龍の明るさで元気にしてあげて？

暗くなるくらいなら私のこと忘れてくれて良いから。

あ！龍、龍って意外と几帳面だよね？

前に奏が適当に置いたペン綺麗に並べてたりしてたよね？

最初はめちゃめちゃ以外で

ビックリするぐらいだった。

でもそんな所が性格に出たのかな？

どんなことにも曲がらない強い心を持ってるよね？

その強さでみんなを包み込んであげて。

最後になるけど

ありがとう。

From綾

綾には何でもお見通しだな？

俺は涙を流す代わりに、笑みを浮かべた。

分かったよ、俺が今日からこの倉庫にまた、

笑いを広めてあげるから。

あっちの世界から見ていてね？

そして、強気者として頑張るよ！

ありがとう。