こじれた恋のほどき方~肉食系上司の密かなる献身~
愛することを教えてくれたのは、彼女だった。笑うと可愛くて、無鉄砲なところがあって、それでいて芯の強い女。心の底からそんなふうに思えるのは彼女だけだ。SAKAIを買収することを条件に婚約するなんて、今となってはそんな条件なんかなくても……酒井凜子が欲しい。
「お兄ちゃん?」
「え、ああ」
ジントニックの入ったグラスをじっと見つめ黙りこくっていると、怪訝に絵里奈が顔を覗き込んできた。
「私は嬉しいよ。そう思える人がやっと現れたんだって。今度紹介してね」
「ああ。そのうちな」
にこりとする絵里奈に笑い返すと、もう一杯だけジントニックを飲むことにした。
「お兄ちゃん?」
「え、ああ」
ジントニックの入ったグラスをじっと見つめ黙りこくっていると、怪訝に絵里奈が顔を覗き込んできた。
「私は嬉しいよ。そう思える人がやっと現れたんだって。今度紹介してね」
「ああ。そのうちな」
にこりとする絵里奈に笑い返すと、もう一杯だけジントニックを飲むことにした。