10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
「えー、なにそれ。面白ーい!」

美和は電話に付き合ってくれた。

伊藤君にストーカーがバレていたこと。

黙っている代わりに家政婦になるよう言われたこと。

週末ずっと一緒だったこと。

部屋がゴミ屋敷だったこと。

彼はどうやら私に狙われてると思っていたようであること。

合鍵を渡されたこと。


「うーん、恋愛小説なら、理子のことが好きですってとこだけどね。」

「小説ならね。」

「現実はそう甘くはないんじゃない?

自分のことを狙ってそうな女がいるから、軽くヤっちゃえると思って家に呼んだ。

だけどあんたはトンチンカン女だったから、当てが外れたってとこじゃないの。」

「だよねー。」

「で、この後どうすんの?」

「週末行くよ?」

「何か、彼とそういう雰囲気になりそうな気配とかないわけ?」

「美和、私のことどうしたいの…?」

「別にどうも。私が聞きたいよ。

理子はどうしたいのよ。」

美和に聞かれて私は詰まった。



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