10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
質問の猛攻撃をくぐり抜け、いざ迎えた土曜日の午後。

伊藤君の家に家政婦として行くという約束は有効なので、私はとてつもなく緊張していた。

ピンポーン。チャイムを押し、待つ間も自分の胸の鼓動が聞こえる。

「主任、どうぞ。よろしく頼みます。」

「あ、はい。お邪魔します。」

何となくいつもと違うぎこちない雰囲気で緊張する。

急いで家事をして、伊藤君と話さなければ!


「伊藤君、大体終わったよ。」

「ありがとうございました。」

「あのね、ちょっと話したいことがあるんだけど、いいかな?」

「何ですか?」

彼の表情が固くなる。


やっぱりもう遅いのかな。こんな話しようとしても。

でも、チャレンジだ。

こんなに好きになった人いないんだもん。

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