ただのワガママでしょうか。
『そうかな。俺も言いたいことが相手にちゃんと伝わってるかなんて分からないよ。みんなそうだよ。大丈夫。ゆっくり話そうよ。生き急がなくていいじゃん。と言いつつも、俺も人見知りでさ、あんまり話すの得意じゃないんだ。でも、ゆきちゃんにつまらない男って思われたくなくてついベラベラ話しちゃった。かっこ悪いなぁ〜』

そう言って、恥ずかしそうに頭を掻いている。

『あの、本当にありがとうございます。私と居てもつまらないのは、分かっているんです。でも、あの、だいちゃんの優しさには、んと、だいちゃんがいっぱい話してくれてるのは、気づいてて、でも、それをどうすることもできなくて、ごめんなさい。』

そう伝えて、頭を下げようとした時、
『ご注文の、オムライスのお客様』と店員さんがオムライスを持って来てくれた。
私ですと小さく手を挙げた。

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