ただのワガママでしょうか。

会いたいですと、私の中では、大きな告白をして数日が経とうとしている。

そこから、だいちゃんからの連絡は、あまりない。

おはようのあいさつや、たわいのないことをメールで日に数回するだけで、会う約束も、今何をしているのかも、わからない。そんな関係性であった。

「ゆきちゃーーん。お願いがあるの。」
大きな目をぱちぱちしながら、私のデスク横までやってきたのは、小関さん。

「どうしたんですか?」そう聞き返すと、

「明日の勤務を変わってほしいの。ごめん。急にデートすることが決まって・・・難しいかな?

「全然OKですよ!楽しんでくださいね。」
語尾にハートが付きそうな、きゃぴきゃぴ声で答えた。
自分の心の声とは、真逆のセリフだった。
もう1人の私は、八方美人だな。そう問いかけてきた。

本当に言えるなら、正直に言えるなら
たかがデートで?仕事は仕事だろ。そう思ってしまう自分がいた。

でも、別に予定もないし、休みくらい。そう思っている自分もいて、
どっちが本当の自分なのかわからない。
いい人ぶっていることだけは、自分でも自覚していた。

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