ただのワガママでしょうか。
「この借りは、いつか返すからね!」

そうルンルン声で、小関さんは、自分のデスクに戻っていた。

今日は、明日の休みのために、残業をして帰るつもりであったが、勤務ならと思い、
辺りを見渡して、定時で帰ることにした。

フロア全体に、「お疲れ様でした」と挨拶をし、会社を出た。
4連勤目の私は、いつになくクタクタで、普段歩いている道のりが、果てしなく遠く感じた。
電車で帰るか・歩くか
この2択の選択に、悩んでいた。

ICカードを取り出し、改札口にてかざす所まで来たにも、関わらず、
この混雑に立ち向かう勇気がなく、Uターンして歩き出すことにした。

たった1駅、たったの1駅なのに、我慢する自信がなかった。

歩き出して、急にふと、だいちゃんは、何しているのかなと思い、
スマホを取り出す。
だいちゃんからの連絡は、入ってなかった。
ここ1週間連絡がない。

遂に嫌われたのかな。忙しいのかな。
そう思うと、自分から連絡できずにいた。

声が聴きたい。

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