フルール・マリエ


打ち合わせに訪れた和光様は新郎新婦で来店した。

相変わらず新婦は洗礼された美しさで、化粧も服も全て彼女を引き立たせる要素になっている。

迷われているドレスを着るために試着室に入ると、新婦はインナーを持参して来ていた。

「友達から貰えたんですけど、こういうのでいいんでしょうか?」

ドレスの下には体型を綺麗に見せるためなどを理由に専用のインナーを付けてもらうことになっている。

試着の時には店から貸し出すが、本番までに購入してもらうことになっていて、もちろん店でも販売していたが、だいたいが一回きりのものなので、サイズが合えば友人から借りて来る新婦も多い。

「いいですよ。今日はこれを実際に着けてみましょうか」

「あー、良かった。買うのはちょっともったいないなぁって思ってたんですよ」

インナーを着けてみると、既にカップなどのサイズを知った上で借りられたのか、ぴったりだったので問題なさそうだった。



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