不埒な先生のいびつな溺愛 〜センシティブ・ラヴァーズ〜
「美和子……キスしたい」
首もとにいる彼は、その言葉を相当の勇気を出して言ったらしい。見ると私の顔をこれでもかと覗き込み、物をねだる子供のように返事を待っていた。
「ふふ、ふふふ……」
「笑うな」
「だって、久遠くん可愛いんだもん……」
「可愛いって言うな!」
むきになる彼に身を任せて目を閉じると、ゆっくりと唇が重なった。文句を言っていた彼も大人しくなり、これでもかと優しいキスをされる。
──キスをしながら思った。
心配性な久遠くんが安心できる日は、これからもきっと来ない。それでいいのかもしれない。
いつまでも私に片思いをしてもらって、その想いを“久遠タカユキ”として作品に残し続けてもらう。それが作家として生きることを選んだ彼に私ができる唯一のことなのかもしれない。
「……おい美和子。ニヤニヤすんな。何企んでやがる」
「ふふふ、別に〜?」
覚悟しててね、久遠くん。
END
(※一旦完結となりますが、今後、当作品や本編に番外編を更新する場合はファンメールにてお知らせ致します)
首もとにいる彼は、その言葉を相当の勇気を出して言ったらしい。見ると私の顔をこれでもかと覗き込み、物をねだる子供のように返事を待っていた。
「ふふ、ふふふ……」
「笑うな」
「だって、久遠くん可愛いんだもん……」
「可愛いって言うな!」
むきになる彼に身を任せて目を閉じると、ゆっくりと唇が重なった。文句を言っていた彼も大人しくなり、これでもかと優しいキスをされる。
──キスをしながら思った。
心配性な久遠くんが安心できる日は、これからもきっと来ない。それでいいのかもしれない。
いつまでも私に片思いをしてもらって、その想いを“久遠タカユキ”として作品に残し続けてもらう。それが作家として生きることを選んだ彼に私ができる唯一のことなのかもしれない。
「……おい美和子。ニヤニヤすんな。何企んでやがる」
「ふふふ、別に〜?」
覚悟しててね、久遠くん。
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(※一旦完結となりますが、今後、当作品や本編に番外編を更新する場合はファンメールにてお知らせ致します)


