私の名前 ~After~
二ヶ所目、まだ朝早いということもあって、人も少ない。
この場所は…いねぇか…。
少し諦めつつも歩いていると朔久が声を上げた。
「…紗奈っ!?」
前から走ってきた女は間違えなく紗奈だった。
「どうした?」
「た、助けて‼」
そんな2人の会話に気を取られていると、誰かが俺にぶつかってきた。
そしてその時、フワッと香ってきた懐かしいこの香り。
「す、すいませ…」
相手は驚いて止まっている。
きっと俺もそうだろう。