私の名前 ~After~


「…あははー…私が理由を話して、言わないでもらったからかな…?」

やっぱりな。

俺にまで話が来ていないなんてことが、あるわけない。

しかも…

「だと思ったよ。…ずっとしつこく紹介されてたのにパッタリ無くなったからな」

女の噂を全く聞かない俺のことを心配してなのか、いろんな女を俺に紹介しようとしてたからな…あの人。

俺にとっては、おせっかい以外の何者でもない。

「…え?」

鈴音の悲しそうな声が聞こえて見てみると、瞳いっぱいに涙をためていた。

…ん?

ためていた?

…は?

「え?何?どうした?」

俺には何が何だかわからない。

「…女の人…紹介されてたの…?」

< 58 / 240 >

この作品をシェア

pagetop