私の名前 ~After~
「は~い…って。鈴音!?」
私が泣きながら向かったのは…紗奈の元だった。
どこの道を通ってきたのかなんて覚えていない。
とにかく会社から離れたくて…。
なにも言われたくなくて…。
…会社に戻ってくる連夜に会いたくなくて…。
紗奈のところに逃げた。
「…と、とにかく入って」
紗奈は泣きながらいきなり来た私を、部屋に入れてくれた。
なかなか泣き止むことができずに、嗚咽をもらす私を背中をさすりながらずっとそばにいてくれた。