水月夜
口の端からよだれを垂らし、苦しそうな表情をする久保さんに、呪文のようにつぶやきながら久保さんの首を絞め続けるマリコさん。


マリコさんの目には殺意が宿っており、久保さんを殺そうとしているのがわかる。


『私が描いた『水月夜』を勝手に呪いの絵に仕立てあげやがって……』


「ぐ、ぐふっ……」


『お前みたいな男は地獄に落ちればいいのよ』


「ゔ、ゔが……っ!」


『死ねぇ‼︎』


マリコさんが目を見開いてそう言うと、久保さんは一瞬だけ目を見開いたあと、勢いよく床に倒れた。


それと同時に、私は久保さんのところまで駆け寄った。
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