極道上等!!

私の覚悟

クソ親父との話を終え、荷物整理をしていると

「皐月ーーーー!!」

ガラガラッ

「瑛汰!」

あっぶな!危うく下着を晒すところだった

閉まったあとで良かった〜

「皐月が結婚って、しかも轟組って、俺も向こうの学校いかなきゃいけないし・・・」

肩を掴んで揺らされる。

痛い痛い!首もげる!

「おーちーつーけ!!」

首に手刀を一撃くらわす。

「ぐほっ!」

バタンと倒れ込む瑛汰。

「皐、月・・・首はダメだろ」

「瑛汰が騒がしいのが悪い」

「うぐっ・・・悪ぃ」

ずびし、と睨みつけ一括。全く昔から落ち着きのないやつなんだから。

そのくせ心配は人一倍するし。

お前はおとんか。

いや、むしろおかんだな。

「ってかホントにどういうことだよ!」

「知らないわよ!!こっちが聞きたいくらい!!」

私だって頭が追いついていないんだから。

この春、高校に入学。ヤクザの娘ということを隠して3年間生き抜こうと意気込んでいた矢先、転校よ!?
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