リングサイドブルー
一気にそこまで語って、千晃ははあ、と息を吐き出した。黙り込む優月にちらりと目を遣って、千晃は軽く笑った。
「あのとき受かったのがゆずさんだったんだって知って、まず、すげえって思った。でも、もし俺が受かってたら、ゆずさんくらい出来るようになってたのかな、とか考えて嫉妬した。
同じキャリアなのにプログラミングはめちゃくちゃ早いし、正確だし、しかも綺麗だし。でもそれよりも、ゆずさんと仕事してると、怒ってるときでもなんでも、作るのが好きで仕方ないっていうのがガンガン伝わってくるから悔しくて。
ゆずさんが高岡さんから選ばれた理由がはっきりわかったら俺、自分が馬鹿みたいに感じてきて。……すみませんでした」
千晃は頭を下げた。これまでの捻くれた態度はなかったことにはならないが、恥も見栄も捨て、とにかく正直に話をした。すると、今度は優月が頭を下げた。
「あのとき受かったのがゆずさんだったんだって知って、まず、すげえって思った。でも、もし俺が受かってたら、ゆずさんくらい出来るようになってたのかな、とか考えて嫉妬した。
同じキャリアなのにプログラミングはめちゃくちゃ早いし、正確だし、しかも綺麗だし。でもそれよりも、ゆずさんと仕事してると、怒ってるときでもなんでも、作るのが好きで仕方ないっていうのがガンガン伝わってくるから悔しくて。
ゆずさんが高岡さんから選ばれた理由がはっきりわかったら俺、自分が馬鹿みたいに感じてきて。……すみませんでした」
千晃は頭を下げた。これまでの捻くれた態度はなかったことにはならないが、恥も見栄も捨て、とにかく正直に話をした。すると、今度は優月が頭を下げた。