箱入り娘に、SPを。
ブーケプルズで参列者全員でかけ声とともにリボンを一斉に引いた。
私の手にとっていたリボンを引くと、なにやら重みがあって他のみんなのようにスポッと抜けてこない。
あれ?と思っていたら、私が引いたリボンの先に白いお花のブーケがあった。
かすみ草と白いバラで作られた、可愛らしいミニブーケ。
周りの参列者から羨望の目を向けられながらも、千夏に促されて受け取った。
「次は────美羽の番?」
近況報告をしていない私に、おそるおそる尋ねてくる千夏に、言葉を濁した。
「……どうかな」
「受け取ってくれる?」
「もちろん!」
これは戦利品だ。
私の手にとっていたリボンを引くと、なにやら重みがあって他のみんなのようにスポッと抜けてこない。
あれ?と思っていたら、私が引いたリボンの先に白いお花のブーケがあった。
かすみ草と白いバラで作られた、可愛らしいミニブーケ。
周りの参列者から羨望の目を向けられながらも、千夏に促されて受け取った。
「次は────美羽の番?」
近況報告をしていない私に、おそるおそる尋ねてくる千夏に、言葉を濁した。
「……どうかな」
「受け取ってくれる?」
「もちろん!」
これは戦利品だ。