小悪魔彼女×溺愛彼氏
「やっぱ俺は美桜に甘いな。」


私の髪をクシャクシャっと撫でて
微笑んだ。


「とりあえず遊ぶか。
颯人たちあっちにいるから。」


斗真の指差す方を見れば
楽しそうに浮き輪で浮かんでる
莉子と颯人君。


斗真がサラッと私の手を取り
2人の元へ向かった。



この一部始終を見て
気に食わなかった子がいたなんて
そんな事を知るのは数時間後の話___



***


「あー!海最高!」


こんなにも人が多いのに
私達の周りには人が寄ってこなかった。
それはきっと斗真が明らかに
威嚇してたからだよね。

そんなオーラに誰も近づこうなんて
思えなかったみたい。


「お昼にしよう!」


私達は飲物班と食べ物班に分かれて
買い物をすることにした。


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