小悪魔彼女×溺愛彼氏
なにこれテンション上がる。
やったね。


店員さんにお礼を言って
戻ろうとしたのに
斗真が動かない。


「斗真?」


斗真はすごい勢いで店員さんを
睨みつけていた。


…そういう事。


「斗真行くよ~!」


斗真の手を引っ張って
その場を離れた。
けど、斗真はいまだにとっても機嫌が悪い。


「もう、そんなに
怒らないでよ!
こんなかき氷にしてくれたんだから
喜ぶところじゃない?」


「そんなあいつの美桜への
想いが詰め込まれたかき氷なんて
食えるか。
てか美桜も食うな。」


そう言ってひょいと取り上げられてしまった。


「返してよ~!
食べ物に罪はない!」


「じゃあ、可愛すぎる美桜が悪い。」
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