工業高校のイケメン達に愛されて【下】
メニューを開いて、顔を隠すようにした。
それにしても、メニュー豊富だな〜。
どれもこれも美味しそう。
…迷う、選べない〜〜!!
ちらりとメニューの上から相葉くんの方に目をやると、彼もメニューを眺めていた。
あたしの視線に気づくと相葉くんはメニューをテーブルに置いて、パスタを指差した。
「よし、俺決めた。これ。」
「ええっ、早い…」
「腹減ったから。」
「あ、そうだよね。あたしもお腹すいた…。」
けど、まだ決めてない!決まらない!
メニューに再び視線を落とすとほうれん草と海老のクリームパスタが目に入った。
お、美味しそう…!
うん、これにしよう。
「ごめん、あたしも決まった!呼ぶね。」
呼び鈴を押して、あたしはほうれん草と海老のクリームパスタ、相葉くんはボロネーゼを注文した。
2人でデザートセットにして、食後にミニパフェも食べられるんだ〜〜!
あたしはいちごパフェで、相葉くんはチョコレートパフェ。