工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「緋奈ちゃんおはよーっ!」
「あ、横沢くんおはよう。」
扉を開けたのは、ワイシャツの半袖を肩まで、制服のズボンを膝までまくった汗だくの横沢くん。
その両肩には、なにやら大きなショッピングバッグのようなものが提げられている。
横沢くんはあたしに笑顔で挨拶したあと…彼ら4人を真顔で見つめた。
フッと一瞬でその笑顔が消えて…あたしは少しぞっとして背中が震えた。
前にもこんなことがあった…。
そして横沢くんは、そのまま表情を変えずボソッと呟いた。
「…なんだ、お前らもう来てたのか。」
対する4人も、じっと横沢くんを睨みつけている。
え?え…?
なに…この空気は。
なんだか重い空気が漂っているのは、気のせいかな…?
「横沢くん、その大きなバッグって…。」
この空気を変えなきゃ、と咄嗟に考え、あたしは横沢くんが提げているバッグを指さした。
すると横沢くんは、あたしの方を見てにこりと微笑み、バッグを下に下ろした。