工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「ほんと、偶然だね!部活帰り?」
「そう!テスト終わったから今日から部活再開だよ〜。最悪っ!」
制服に紺色のダッフルコートを着込んだりりかちゃんは大袈裟にがくりと肩を落とした。
「りりかちゃん、お疲れ様!」
「ありがと!…ってか、ごめんね?もしかして今日、デートしてたの?」
ニヤリ、と笑ったりりかちゃんのポニーテールが揺れた。
りりかちゃんには、翔くんと付き合ったことはその当日にメッセージで報告した。
おめでとうってたくさん祝福してくれたんだ。
「う、うん。そうなの…。」
あたしはまだ翔くんの手を握ったまま、照れくさくて俯いてこたえた。
「うわぁ〜アツイね〜いいなぁ!緋奈かわいすぎっ。しかも美男美女カップル!絵になるっ!いいなあ〜っ!」
「そ、そんな…!」
興奮して褒めてくれるりりかちゃんに、あたしは顔を赤くしてしまった。
美男美女…なんて。