工業高校のイケメン達に愛されて【下】



陸くんと坂口くんと滝本くんに次々放たれた言葉に、翔くんは顔を真っ赤にしてる。



「なになに、そーゆーことしちゃった系??」


「翔もそういう欲あるんだな、やっぱ。」


「いや…まああるだろ。なあ?翔。」



いひひ、とからかうような陸くんに。


安心したような坂口くんに。


同意を求める滝本くんに。


翔くんは完全に恥ずかしさのキャパオーバー。



「翔くん、大丈夫?!」



すごい勢いでむせちゃってるけど…。


けどコップに入ったお水を一気に飲んで、落ちついたらしい翔くんは一気に言葉を続けた。



「げほっ…てめぇら、やめろ!なんもしてねえ!それ以上突っ込むな!掘り下げるな!!」


「え〜、僕その話もっと聞きたい〜!」


「…黙れ、陸。」



ぷいっとそっぽを向いちゃった翔くんの様子に、やっぱりみんなは楽しそうだ。


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